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七つの大罪
七つの大罪とは、中世ヨーロッパのキリスト教において、最も悪しき行為とされていた七つの行為。
元々は4世紀のエジプトの修道士『エヴァグリオス・ポンティコス』の著書『枢要罪』が起源であるり、①暴食②色欲③強欲④憂欝⑤憤怒⑥怠惰⑦虚飾⑧倣慢
の八つの大罪であったが
、⑦は⑧に④は⑥含まれ、嫉妬が追加され今の七つの大罪と成る。
ダンテの『神曲』では、煉獄山において死者がそれぞれの罪を清める事になっている。
七つの大罪にはそれぞれを司る悪魔・惑星・象徴する動物・対比する美徳・人間の部位がある。
『大罪名(読み)』
『司る悪魔名』
『動物名』『惑星名』
『美徳』『人の部位』
①倣慢・高慢(プライド)
ルシファー
獅子・木星
忠実・高位なる羨望
②嫉妬(エンヴィー)
レヴィアタン
蛇・月
貞節・心霊力(魂)
③暴食・食欲(グラトニー)
ベルゼブブ
豚・水星
知恵・知性(精神)
④色欲・淫欲(ラスト)
アスモデウス
蠍・金星
愛・聖性
⑤怠惰(スロウス)
ベルフェゴール
熊・太陽
希望・生命力(霊体)
⑥憤怒(ラース)
サタン
一角獣・火星
勇気・動物的な本能
⑦貧欲・強欲(グリード)
マモン
狐・土星
慎重・肉体
これらの七つの大罪を図像を最初に描いたのは、ハンズ・ブルクマイアーであり、その図像には悪魔がそれぞれの名が記されたリボンを持っている姿で描かれている。
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