‡世界の神々‡

ラグナロク

北欧神話における世界終末の日の事。

神族と巨人族との間に起こる最終戦争であり、世界終末の戦争。

古ノルド語で『偉大なる神々の運命』の意。

一般的には、リヒャルト・ワグナーがドイツ語訳をした『神々の黄昏』の訳語で定着している。

風・剣・狼の冬と呼ばれる冬だけが季節を埋め尽くし、生物は死に絶える。
それがラグナロクが始まりを告げる合図となっている。

フェンリルの子、スコルとハティは太陽と月を飲み込み、全ての封印を解く。

フェンリルはオーディンを飲み込み、オーディンの息子ヴィーダルはフェンリルの上顎と下顎を掴み、二つに切り裂き父の仇を討つ。

ロキはヘイムダルと相討ちに倒れ、テュールとガルムも相討ちとなる。

フレイはスルトと戦うも、討ち取られる。

スルトの放った炎に因り、世界は焼き尽くされる。
が、ホッドミーミルの森だけは焼け残り、そこで炎から逃れた『リーヴ』と『リーヴスラシル』と云う２人の人間が、新しい世界を作って行く事になる。

ホッドミーミルとは、『世界樹・ユグドラシル』の別称。