謎の転校生

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先生の話が終わりいよいよ俺が教室の中に入った。       入った瞬間、俺の顔が引きつった。 なんで…なんで、あの正義の2人組がいるんだよぉぉぉ!! 俺は、終わったと思った。 命の覚悟をしていたのだが 「兄さまーー!」 「兄さん…無事で‥よかった」 何故か、あの2人が俺に飛びかかってきた。 俺の事を自分たちの兄貴と勘違いしたらしい。 助かったーーと思っていたら、なにやら教室の空気が、…痛い。     俺は、とにかく誤解を解こうとした…………説得中…………「つまり、兄さまは記憶喪失で私達のことを忘れてしまったのですか!」 「兄さん…可哀想」状況悪化ぁぁぁ!! なんか、俺が記憶喪失者の可哀想な2人の兄貴に…ははは、笑えねえ。     とにかく、俺は生きていけるのだろうか! 戦闘員とバレて殺されないだろうか!!     俺の波乱の高校生活が今始まった。
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