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ある怪しげな赤い満月が輝く夜・・・・。
崩れかけた廃墟の上に二人の青年らしき白い影が見える、この内一人の青年は奇怪なことに左目を隠すように仮面が付けられている・・その仮面の下からは青い炎のようなアザが覗いていた。
ゆったりとした服をまとっている、腰には赤と黒の布を巻いているようだ。
その青年がつぶやいた、・・・
「そろった・・・。」
隣にいた細身の銀髪の青年が問いかける。
「ついにそのときが来たのか?ゼノン」そう呼ばれた仮面をつけた青年が静かにうなずく。
「ああ、そんな感じがするんだエダーサ。」細身の青年の名は、エダーサと言うらしい。
「お前がそう言うならそろったんじゃないのか・・。」エダーサは答えた。
「とりあえず今は、帰ろう。」ゼノンが言った。![image=80215078.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/80215078.jpg?width=800&format=jpg)
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