14人が本棚に入れています
本棚に追加
『大好きな誰かがいなくなるのは、嫌だね…』
夫を亡くしていた崎本さんの言葉は、俺の心に変化をもたらした。
ぽろぽろと…。
知らない内に涙がでた。
一度溢れ出た涙はとめとめどなく流れてきて、俺は困った。
涙の止め方なんて知らなかった。
そんな俺を崎本さんはずっと頭をなでてくれた。
一年後。
俺の父は、崎本さんと結婚した。
それから2年がたって、俺は大学1年になった。
最初のコメントを投稿しよう!