0人が本棚に入れています
本棚に追加
貴方は夜 真っ暗な部屋で空を見上げ何か呟いた
けれど返事はない そう
今日は顔が無い月夜
体が悪くなります もうおやすみなさい
(光る蝶がひらひらと)
朝:目覚めると外の空気は重くて嫌な天気 空の色は鋼色
昼:気分が悪いと貴方は寝てしまいマシタ 辛そうです 心配です
夕:外は雨 貴方は苦しんでいた
その光景を見ているしか出来なかった
(タスケテ・・タスケテ)
貴方は赤い涙を流した そし て
(さようなら・・・)
硝子球の中に映る 貴方は ねえ何処に行くの?
キラキラ 綺麗な羽だね 宵闇に散らせば
星空になるね
朝:白布を顔に乗せ 無言の貴方は琥珀色
昼:黒色桶屋が貴方に手を合わせ 頭を下げた
夜:貴方と肩を並べ横になり 泣いた
貴方が愛しくて頬を何度も何度もなでた
もう体温が無 かっ た
(さようなら・・・)
夜色の空間に 浮かぶのは貴方?月光蝶?
キラキラ羽根の欠片が私の頬を濡らして
冷たくて 目が覚めた
最初のコメントを投稿しよう!