プロローグ

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闇の中…巨大な影がうごめいた その影は重く鋭い爪で 一人の若者に切りかかろうとしている しかし、若者は動じずに手にした槍で その爪をはじき返した そして、そのまま次なる攻撃へと身を転じる しかし、影は若者にはじき返された爪を再び若者に向けた 身を転じていた若者にそれを避ける術は無かった… 刹那、そこに一人の少女が割り込む その少女は影の爪を手にした刀で切り落とし なおかつそのまま強烈な雷を発し影を攻撃した 影は揺るぎ悲鳴を上げる しかし、次は手の平と思わしき場所から強烈な炎を上げ少女を焼き焦がさんと投げつけてきた その炎は見慣れた赤い炎ではなく闇に染まったどす黒い炎だった 少女はその攻撃を避けられるはずもなく炎を全身で受けた…しかし、少女の体にまとわりついた聖なる炎がその黒い炎を消し去った そして、奥からもう二人中年の男と二十代と思わしき青年が現れ各々手にした大剣と長剣で影を切りつけた影はその攻撃をまともに喰らい天をも揺るがす鋭い叫びを上げた そして、さらにもう一人の若者が現れ影にもう一撃を喰らわせた その直後影が何が呟いた 次の瞬間本来そこにはないはずの光が巻き起こった………… その時、小鳥の囀りで新は目を覚ました
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