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独りで見た夕焼け空は
震えるほど哀しい色で
夜の星空に浮かぶ月は
遠すぎて届きはしない
世界が君を見捨てた日
僕の中で何かが壊れた
あの頃
約束した
春には花を
夏には花火を
秋には夕紅葉を
冬には六つの花を
全部一緒に見ようと
無邪気に笑みを浮かべ
まだ来ぬ約束に思い馳せ
叶わぬことなどないと
お互い疑うことなく
傷つくとは知らず
その時を夢見て
誓いを立てた
また絶対に
会おうと
指きり
あれから幾年経ったろう
約束は果たされぬままで
君は僕を置いて旅立った
いつも思いを馳せるのは
君と居た頃の刹那の記憶
二人で見上げた夕焼けの
僕ら包むその色は優しく
見上げた空に浮かぶ月も
手を伸ばせば届きそうで
闇夜すらも怖くなかった
君が僕と過ごした季節
記憶と共に沈めばいい
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