~夏祭り~
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夜なお明るい祭りの夜 母に手を引かれて歩く少年 狐面を斜めに被り 楽しそうに笑ってる 繋いだ手はいつしか離れ 周りはすべて見知らぬ他人 幾度となく母を呼ぶ声は 人混みに吸い込まれて消え失せた 夜なお明るい祭りの夜 何も見えない暗闇に 突然独り放り出された 行きは良い良い帰りは怖い 泣き出す少年の悲痛な叫びは 誰にも届かず息絶えた
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