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よく見ると美人なタイプ。
ボーイッシュすぎで最初は圧倒されるけれど、癖になるというか。
目鼻立ちは整っていて、美人。
でも、鼻にかけてない。
もっとおしとやかならもてるのになぁ・・・と。
ユウを見つめながらぽつぽつ考えていた。
「・・・ってちょっと聞いてるの?」
なにやら話し掛けられていたみたい。
思わず我に返る。
「・・・ごめん」
数日家族とレイジとしか接してなかったので、気後れしているみたい。
改めて聞きに入る。
「FILSのライブへ行こうよっていってんの」
FILSって・・・レイジたちのじゃん!
「えっええっ?」
心臓がバクンと波打つ。
弾丸のままユウは続ける。
「今年はこっちでもライブやるんだーチケ取れたからさ、麻那も行かないかなと思ってさー」
バクバクの心臓が少しずつ収まりつつある。
知らなかった、ユウはFILSのファンだったんだ。
「へ、へぇ~・・・」
精一杯。
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