chapter1

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レイジは、 幼なじみで、 お隣さんで、 気の合う友達。 その関係をずっと保ってきた。 でも、心の奥では・・・。 「じゃあ、寝るわ、俺明日早いから、麻那またな!おやすみ」 ひらひらと手を振った。 「ん、おやすみ、体に気を付けて」 ほんとはもっと話したい。レイジを見ていたい。 パタンとレイジの部屋の窓が閉まる。 次に会えるのはいつになるの? 麻那は部屋に戻れずにいた。 レイジがいた名残を感じていた。 こんな近いのに、とても遠い。 白んでいた空は、辺りの景色が分かるくらい明るさを増していた。
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