赤の部屋と脆祈

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何故…忘れられないの 何故…君は居ない 何故…僕は痛い 何故…過ち犯した 嗚 千切れた心を引き摺り 答の無い叫びを 繰り返して… 嗚 止まらない赤の涙を集め 疵口に焼き付けて… 君の掌 映る記憶が また壊れそうで まだ鮮やかで 終わらない夜 曖昧な夢 死悔の中で 君だけ消えて… 粉々になる指先の風は鳴り響く 声を嗄らした禽は 體を抱え… 最期の言の葉に螺旋を描いて 囁きかける遺奏が 痛い程、辛く… 嗚 千切れた心を引き摺り 答の無い叫びを 繰り返して… 嗚 止まらない赤の涙を集め 疵口に焼き付けて… 君の掌 映る記憶が また壊れそうで まだ鮮やかで 終わらない夜 曖昧な夢 死悔の中で 君だけ消えて… 赤に染まる部屋 残された君の腕が また壊れそうで 吐気の中、爛れて 終わらない夜 終わらない夢 死廻の中で 「僕だけが泣けない…」 ―脆 祈― 映る記憶が まだ鮮やかで 曖昧な夢 死悔の中で 君だけ消えて… 赤に染まる部屋 吐き気の中、爛れて 死廻の中で 「孤独に染まる僕は、もう…」 ―脆 祈― 2005.5.9 Lyrics:Lecure.W. Music:Lecure.W.
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