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私は、親にこのことを告げた。
「父さん、母さん。私、あの人と東京で暮らす事にしました。」
『パァン』
私は父に頬をぶたれた。
「わしは許さん。行くのなら好きにすればいい。だが、お前はもううちの人間じゃない。」
父は息を早めながらいった。
「馬鹿な事だって事は十分解ってます。
私だってもう子供じゃありません。自分で考えられます。ごめんなさい。
最後のわがまま許してください・・・」
そう言って私は家を出た。
不安なんて少しも無かった。
愛する人が一緒ですから。
辛い時や寂しい時も多少あるでしょうが・・・
頼る家族も捨ててきました。
馬鹿な甘えや未練も全部・・・
貴方との新しい人生と夢の為に・・・
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