ANIKI

―――始まり―――

｢は へぇ～
ｿｯ⤴そうなんですか｣

まなぶの声は一瞬裏返った

｢ そんな事より
名前言ってなかったな ｣
男はそう言うと
自分の名前を言いはじめた
｢オレは“安藤 龍矢”つーんだ まぁ安藤でいい｣

安藤さんはニヤリと笑う

まなぶの笑顔は

｢あ…僕は桜田まなぶです…｣

ひきつる

身長差はかなり
あった

まるでライオンとウサギのように