75人が本棚に入れています
本棚に追加
安藤は何気にまなぶを見下ろす
「あの? ど、どうしたんですか?」
笑顔をひきつらせ
まなぶは何故か冷や汗をかきながら安藤さんに声をかけた
「…オレって
怖いか? 」
ライオ…安藤さんの口から出た言葉に
まなぶは固まってしまう
(今ライオンって言いかけたなコラby安藤)
安藤さんの口からは更に驚きの言葉が
「オレって結構“地味”って言われんのになぁ」
「へ?地味?ウッウソだぁ」
「ウソじゃねぇよ
アニキにさえ気づいてもらえない」
内心まなぶはアニキって誰?と思った
「アニキってだ―「この角街組の副会長だ」…あそう」
まなぶが言い終わらぬ内に即答で
安藤さんが答えた
すると螺旋階段の上から
低い声が聞こえてきた
「 俺の噂をする奴ァ誰だ?」
安藤さんは声のした方へ素早く
頭を下げた
それを見てまなぶも頭を下げる
最初のコメントを投稿しよう!