―――始まり―――

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(押すべからず!押していいのか分かんねぇ~) まなぶはそう思いながらも恐る恐る“インターファン”を押した。 すると、以外と普通 ……じゃなかった! ピンポン…パピーンポン! 「うえぇッ!」 “インターファン”の音は明らかに誰かが言っているような音(言葉)でちょっと腹が立った。 (後の“パピーンポン”ていらねぇだろ腹立つなぁ) まなぶはそう思いながら拳をグーに固める すると中から [ハイ、角街組ですが…新聞なら間に合ってますよ] (ヤクザなのに敬語的な言葉!しかも新聞とってんの?) まなぶは危うく“チッゲーよボケ!”と言ってしまいそうになったが、ツバと一緒な飲み込んだ。 「初めてまして!角街組に新しく入る事になった“桜田まなぶ”っス!ョロシクお願いします!」 深々と頭を下げる。
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