―――始まり―――

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すると、奥の部屋から誰かが出てきたようだった、が、まなぶは気づかない そのまま天井とかを見てあんぐりと口を開け、ボ~ッとしていた 「オイ…そこの」 言われて初めて人の存在に気づく まなぶは三回程瞬きをしてその人の方を向いた。 身長は高くて黒のスーツを身にまとっていたが顔は見えなかった(暗くて) 「テメェか?ウチの組に新しく入ってくる奴ァ…」 声的に男だとは分かった。 男はゆっくりとまなぶに近づいた 大体顔が見えるなという距離まで近づくとまなぶは上を向き男の顔を見た 「桜田まなぶっていいま――――ッておぉぁあ!」 まなぶの大袈裟なリアクションに男は肩を震わす。 「何だウッセーな」 まなぶは口をパクパクとさせながら 男を指差す。
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