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そんな亜希の様子に僕も龍一も拍子抜けしその場に座り込み。
「だって龍一がものすごく大変みたいにメールするから」
僕は恥ずかしさから龍一のせいにすると龍一は乱れた前髪をかきあげて笑み。
「普通、緊急入院って言われたら誰だって焦るだろう」
「二人ともありがとう。なんか胃潰瘍なんだって」
亜希はクスクス声をもらし自分の病状を口にする。
龍一と僕は亜紀の言葉にほっと胸を撫で、亜希のベットサイドに椅子を並べ座る。
「胃潰瘍?無理しすぎじゃねえの?」
「ほんとほんと亜希は頑張り過ぎ」
「手抜けるとこは抜けよ」
「龍はいつも抜いてるけど」
「蓮もだろう?」
そんな他愛も無い会話を二時間ぐらいしてから僕達は病院を後にした。
亜希の笑顔が僕達を安心させたのだ。
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