好き

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ピンポーン ガチャ 「優華おはよ」 「おはよう~」 尚樹の私服はあんまり見たことがなかった。 かっこいい… 「何ガン見してんだよ。ほら、行こう」 「う、うん」 私たちは電車で渋谷に行った。 「したいことある?」 「特に…」 「んーじゃあ映画見よ!」 まだデートとかしたことがなかった私をリードしてくれた。 やっぱ尚樹は優しい。 「何か見たいのある?」 「あたしあれ見たいな」 「わかった!」 私たちは、この前CMでやってた恋愛物を見ることにした。 「たくさん人いるね。この映画人気なんだー」 「だな。てか、俺も実はこれ見たかった」 「ほんと!?良かった~」 「……優華やっと笑った」 「え?」 ブーッ 「あ、もう始まるじゃん」 尚樹は話を変えて顔を真っ赤にしていた。
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