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太陽が真っ赤に燃えて私たちを照っているの中、爽やかな風が頬をなでる。
「もう終わらせようよ~暑いっ」
夏希がダルそうに言った。
「そうだね」
今日は私たちの担当掃除場所は屋上。
班(5人)で屋上を掃除するなんて無理に決まってる。
『あ…尚樹……』
尚樹というのは私の幼なじみ。
そして私のずっと好きだった人。
屋上から見えたのは尚樹と彼女。
この光景を見ると胸が苦しかった。
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