†過去†~魔獸ケルゲリオン封印~(後編)

4/22
前へ
/33ページ
次へ
洞窟の前で立ち止まり、スタンデルマン達は気を引き締めてケルゲリオンのいる洞窟の中に入って行った。 洞窟の中は、とてもジメジメしていていかにも魔獣が住み着きそうな場所だった。 奥に進んで行くと道が二つにわかれていた。スタンデルマン達は、そこで立ち止まり一人の魔導士が前に出てきた。その魔導士は、ケルゲリオンがどちらの道に進めば辿り着けるのか得意の超音波で波動を感じ左の道に進んで行くようにスタンデルマンに告げた。 スタンデルマン達は、左の道を進み始めた。 しばらく、進んで行くとケルゲリオンの鼾が聞こえてきた。 「ガーッ!ガーッ!」 それを聞いた、スタンデルマンはケルゲリオンを起こさないように魔導士達に指示をした。 「さぁ、魔導士達!ケルゲリオンを起こさないようにケルゲリオンの周りを囲ってくれ。私は、王剣と共に輪の中に入る」 そして、魔導士達はケルゲリオンを起こさないように周りを囲った。 スタンデルマンは、それを見届けた後 輪の中に入った。腰に下げている剣を抜いて自分の前に置いた。 スタンデルマンは、 「早速、始めようか!」 と魔導士達に言った。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加