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スタンデルマンは早速、魔獣ケルゲリオン封印の事について8人の魔導師達に話を始めた。
「早速、本題に入ろう。魔導師の諸君、今ゼネラルニー国は魔物達の攻撃により、大きなダメージを受けてしまった。そこで私は、魔物達の後ろにいる親玉の魔獣ケルゲリオンを倒し、そのまま王家に代々伝わる剣に封印しようと思うのだが、その方達はどう思う?」
スタンデルマンは魔導師達に問い掛けた。
すると、魔導師達の間でざわめきが起きた。
ザワザワ!
その中でミシェリナが、口を開いた。
「あの~、私は王に賛成します。このままでは、国が魔物によって滅ぼされてしまいます!それを止めるには親玉である魔獣ケルゲリオンを封印する事によって、この国は救われるんです!」
魔導師達はミシェリナの意見を聞いて、王の作戦に同意したのである。一人の魔導師が王に疑問を投げ掛けた。
「もし、失敗し王の身体に封じてしまった時は、どうするおつもりですか!」
スタンデルマンは堂々とした口調だった。
「ちゃんと考えてある。失敗した時のためにミシェリナに枷を頼んである」
それを聞いた魔導師は、安心したような顔を見せた。
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