†過去†~魔獸ケルゲリオン封印~(前編)

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そして、次の朝‥‥。 ミシェリナはここの宿の主人に『朝市を開いている』と聞いていたので、朝早く一人で買い出しに出かけた。数分ぐらいして、市場に着いた。 市場には色んな食材が沢山並んでいた。ミシェリナはメモを取り出して、メモを見ながら買い物を始めた。 一方、宿の方ではスタンデルマンが起きてきて、ミシェリナを探していた。 「ミシェリナ、ミシェリナはいないのか!?」 部屋を出て、階段を下りて行った。すると、宿の主人がスタンデルマンに声をかけた。 「あの~~、スタンデルマン様!ミシェリナ様なら買い出しに行かれましたよ」 「そうか。ミシェリナは他に誰か連れて行ったか!?」 少し、ミシェリナの事を心配している様子だった。 「ミシェリナ様は、誰も連れて行かれずに一人で行かれました」 スタンデルマンの予想は当たっていた。すぐに、宿の主人にミシェリナが買い出しに行った先を教えてもらうとそのまま、ミシェリナの元に向かった。 その頃、ミシェリナは市場での買い物を終えて重い荷物を持って宿に帰る所だった。 重い荷物を持って帰っていると、向こうからスタンデルマンがミシェリナの方に近づいてきた。
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