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よく見てみると、見覚えのある顔だった。
「重たいだろう。私が持ってあげよう」
とミシェリナが持っていた荷物を持ってやった。
「すみません!持ってもらって」
「私は、別に構わんよ」
ミシェリナが顔をあげるとそれは、スタンデルマンだった。
スタンデルマンは、笑顔でミシェリナを見ていた。
「スタンデルマン様!どうしてここに!?」
ミシェリナは、とても驚いていた。
すると、スタンデルマンはミシェリナにこう言った。
「宿の主人からお前が一人で買い出しに言ったと聞いてすぐ、お前のいる市場にきたんだ」
「すみません。スタンデルマン様や魔導師の皆さんを起こすわけにいかないと思いまして、それで一人で買い出しに出たんです」
ミシェリナは気を使って、一人で買い出しに行った事をスタンデルマンに話した。
「お前らしいな。でも、買い出しに行く時は必ず、もう一人連れて行かないとダメだぞ!」
「そうですね。気をつけます」
二人は話しながら歩いているうちに宿に着いてしまった。それからミシェリナは、食料を一人分に分け始めた。数分で分け終わって、皆に渡した。
スタンデルマンの分は、ミシェリナが持つ事にした。
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