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「わたしは有意義に遊びたいんですよ~」
で、わたしは冬月 千明(ふゆつき ちあき)。容姿は美人な方。…自分で言うのもどうかと思うけど。成績は真ん中ぐらい。普段、勉強しないでこれ程の成績をとれるのはある意味凄いと自負してる。髪はまとめるのも切るのもめんどうなので肩までかかるストレート。身長は円と同じぐらい。
「下らない事言ってねぇで一個ぐらい終らせろ」
いきなり話に入ってきながらわたしの頭に缶コーヒーを置いて来た男は南 和馬(みなみ かずま)。容姿が良いのは認めるが、高慢で格好つけてるような雰囲気が気に食わない。性格は極度の負けず嫌い。成績は優秀でスポーツも出来るからそう言う面では頼りになる。まぁ、男版の円って感じ。円は偉そうにしていても納得出来るが、この男は…なんかムカつく。髪型は寝癖を放置したように所々、適当に立っている。
「さっきまで向こうでゲームやって騒いでた人に言われたくないですね~」
わたし達は夏休みの宿題をさっさと終らせようと言う事で『勉強会』をしに集まっている。場所はわたしの家。勿論、わたしは遊ぶ気満々。
「あぁ?俺は半分ぐらい終ったからいいんだよ」
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