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「なーんてな、冗談だ。」
「…え?」
手を離して言うと高坂はキョトンとした顔をする。クックックッ…面白い。いや~目の保養になった。感謝、感謝。
「…なっ!貴方、私をからかっていましたのね!?」
沈黙は数秒。今度は違う方向で赤くなっている。そんなに興奮すると血管が切れるぞ?とりあえず落ち着け。
「わりぃ、わりぃ。高坂があまりに面白い反応をするもんだからついやっちまった。」
「全く、貴方と言う人には困った物です。…まぁ、―――ですけど。」
何かボソッと言った気もするが聞こえなかった事にしておこう。
「つーか、いくつか聞きたいんだが…」
「何ですか?…またふざけたら罰しますわよ。」
おー、怖い怖い。一体どうお仕置きされるのか…恐ろしいなー。
「どこまで宿題終ったんだ?」
「三割程度は。今日までの目標は達していますから問題はありません。」
っしゃぁ、勝った。宿題を真面目にコツコツなんてメンドくせぇからさっさと終らせるに限るな。まぁ、高坂は地道にやるつもりらしいが。
「ほー。んじゃ、次。いつも服装が白いのは、(いつも服装が黒い)俺に合わせてるのか?」
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