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さっき二階から凄い音してたけど…皆大丈夫かな?気のせいじゃなきゃ、誰かが家中何かを探し回ってるみたいだし。心配だけどまずは昼ごはんを作っちゃおう。
「…………」
あ、僕は橘 京助。二階で勉強会してるはずの人達と同じクラス。今は人数分の昼ごはんを作ってる最中。
「え~と、奈々ちゃん。どうかした?」
僕が料理をしているのがそんなに不思議なのか、何も言わず後ろのテーブルに座っている少女は冬月 奈々(ふゆつき なな)ちゃん。千明と名字が同じなのは姉妹だからで、年齢は12歳だったと思う。髪はそれ程長くないけど後ろで一つにまとめてる(本人が言うにはポニーテールと言うらしい)。服装は全体的に明るい青。顔はびっくりするぐらい千明と似ていて、年の離れた双子だと思った事がある程。性格は…あまり話かけてこないので解り難いけど、大人びている感じがする。
「…お腹空いた」
やっぱ、今のなし。性格は未だによく解らないって事で。
「あ、すぐに皆の分作るから待ってて。」
なんと言うか…姉妹揃って個性的な性格をしてる。まぁ、僕も含めて『一般的』な性格の人がいるとは思えないけど。
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