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朝六時半 清掃
六時半になると『組員』の『若手』の人たちが朝のお掃除をする。
もちろん私もお手伝い!だってこの組で私が(ダントツで)一番若いんだから。
ここに来た始めの頃は『そんなことお嬢はしないでください!』って皆に言われた。
主まで『そんな事をさせるためにお前さんを連れて来たんじゃないんだ』って言った。
でも何か少しでも役に立ちたくて、お願いしたら無理はしないって約束で許して貰えた。
だけど………
組員C「あ~!ダメですよお嬢!水拭きなんて手が荒れます!俺がやりますから!」
組員D「お嬢~!!廊下の雑巾がけなんて腰痛めたらどうするんですか!俺がやりますから!」
組員E「何してるんですかお嬢!ゴミ捨てなんて!そんな重いものもったらいけません!俺がやりますから!」
雪乃「………」
こんな状況じゃどうやっても無理なんて出来ないよ主……orz
そして私は今日も箒を持ってくる。
それだって『何かあったら!』って皆が言うから門の外の掃除はさせてもらえなくて、玄関前か中庭を掃くだけ………。
私は知ってる。こういうのを『過保護』って言うんだ!
しかもただの過保護じゃない!
過保護の前に『超』と『ウルトラ』と『大』と『バカ』が付いてる!
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