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昼十二時半 昼休み
お昼休みは十二時半から一時間あって食事もお昼休みに各自で食べている。
給食はない。
由衣「雪ちん!冬ちん!昼飯食うべぇ」
雪乃「は~い」
冬野「それじゃ行きましょう」
この学園には初等科にも学食があるの!
さすが私立!
ちなみに私と冬野さんはお弁当が多いけど……
由衣「今日はハヤシライス~!」
彼女『芝田 由衣(しばた ゆい)』さんはほとんど学食を食べている。
冬野さんも由衣ちゃんも可愛くてお嬢様らしいけど、冬野さんが堅そうに見えるなら由衣ちゃんは砕けすぎに見える。
由衣「ハヤシライスうま~い!でもグリンピースまっじぃ!食えない!」
………だまっていればお嬢様なのに……。
正反対に見える二人は幼稚園からの友達で今は私も加わって三人でいることが多い。
冬野「それで今朝はどうでしたか?沢村さん」
雪乃「…何がですか?」
冬野「主さんとの事に決まっています。そろそろキスくらいされましたか?」
雪乃「!?…ゴホッ!…な・何言うんですか!あるわけないじゃないですか!そんなこと!」
冬野「そうですか?沢村さんはとても可愛いから、いつ主さんの理性がグラッときても不思議ではありませんよ?
いいですよねぇ…十一歳の美少女と三十七歳の男の恋愛…最高に萌えます」
由衣「うわ~始まったよ冬ちん!さすが妄想族!つかキスの前にまず告白じゃないん?ねぇ雪ちん?」
雪乃「…二人とも落ち着いてよ。そんなんじゃないから」
冬野「でも沢村さんは主さんの事がお好きなんですよね?」
由衣「毎朝ハグされてドキドキ!なんでしょ?」
雪乃「…そうだけど…違うから…」
冬野「……まだはっきりと形になっていないのですね」
由衣「そっか…そんじゃウチらは見守りますか冬ちん?」
冬野「そうですね」
…だって恋なんてしたことないからわからないよ。
私はただ……主が好きなだけなの………
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