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龍さんの車の中は静かめの洋楽が流れていた。
英語が苦手なので歌詞は全く分からない。
けど声や音楽はとても心地よい。
腐りかけの僕の心が癒されていくようだ。
昇「龍さんは何をされているんですか?」
見た目がオシャレなだけに期待出来る。
ただ、腕に入っているタトゥーが気になるが。
龍「俺は雑貨屋の店長かな。小さな店なんだけど、並べる商品は自分でセレクト出来るから楽しいぞ。まぁ、儲けは少ないけどな。」
と言って豪快に笑った。
生き生きと話す龍さんを見ると自己嫌悪してしまう。
自分がダメ過ぎるから。
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