思い出

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昇「何ですか余韻って。いいから行きますよ~、ほらほら」 僕は尚人をまくし立てて家を飛び出した。 僕達の遊び場は近くの空き地か、海が近くにあるということで浜辺だった。 今日は雲ひとつない晴天。 こんな日は浜辺がいい。 僕と尚人は浜辺で遊ぶ事にした。 浜辺で遊ぶ時は危ないとお母さんに言われているので波打ち際には近づかないようにしている。 僕達が向かったのは浜辺にある巨大な岩。 あまりにでかいので尚人は「巨人岩」と呼んでいた。 巨人岩は本当にでかくて、巨人が運んできたみたいなんだ。 僕達のお気に入りスポットだ。
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