思い出

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いつものように巨人岩に近づく。 すると巨人岩の上に人が座っているのが見えた。 尚人「誰だぁ~?僕達でさえ登った事ないのに。」 そう言うと尚人は岩に近づき話しかけた。 尚人「おぉ~い、そこで何してるのぉ~?」 岩に座っていたのは女の子だった。白い帽子を被り、水色のワンピースを着ていた。 女の子「…見ればわかるじゃない。海を見てるのよ。」 女の子はこちらを見ずにそう言った。 帽子から出ている長い髪が風に揺られてサラサラとなびいている。
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