思い出

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昇「今日は風があるから寒く無いの?」 彼女に聞こえるように大きな声で言った。 春になったとはいえ、彼女の格好は肌寒いのでは無いか思うほど薄着だった。 女の子「別にこの位平気よ。私は北海道に住んでいたんだもん。」 雪の王国 北海道 確かにそれなら寒さに強そうだ。 尚人「へぇ~、今日は旅行に来たの?」 そう尚人が尋ねると女の子は、よっと言って立ち上がり岩の裏の方から降りて来た。 女の子らしい格好の割りには活発そうだ。 女の子「二人はこの町に住んでいる人?」 昇と尚人はうなずいた。
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