思い出

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身長は僕達と同じぐらい、きっと年も同じだろう。 昇「君は一人で何してるの?」 女の子「お父さんとお母さんは忙しそうだったから抜け出してきたんだ。えっと、私は今日この町に引っ越してきたの。岡崎 唯って言うのよろしくね。」 ニコッと唯は笑った。 続けて僕達も自己紹介をした。 昇「僕は水嶋 昇。小学校一年生だよ。よろしく。」 尚人「僕も昇と同じで小学校一年生。沢村 尚人、よろしく。」 唯「あっじゃ~同級生だね。良かったぁ~友達できなかったらどうしようかなって思ってたの。」 ニコニコ笑う唯はとても可愛かった。 唯は親の仕事の都合で引っ越して来たらしい。 入学式が終わって、中途半端な時期に引っ越しする事になったので向こうではあまり友達も出来ていなかったらしい。 これが唯との出会い。 僕の初恋の始まりだった。 当時は恋だなんて全く気がついてはいなかったけど。
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