いつから…

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僕は荷物をまとめ、挨拶も無しに会社を飛び出した。 まだ昼過ぎだというのに二十代のダメ男がとぼとぼと町を歩く。 会社から持ってきた荷物を公園のゴミ箱に捨てベンチに座りこんだ。 昇「はぁ~、どうしよう。親に言える分けないよね。やっと決まった正社員の仕事だったのに。」 この仕事が決まった時、両親は涙を流し喜んでくれた。 お祝いと言って家族三人でパーティーまで開いてくれて、離れかけていた家族が一つになった瞬間だった。 それを壊す訳にはいかないよ。 昇はうなだれて、公園のベンチで夕方まで時間を潰した。
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