思い出

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そして、あっというまに引っ越しの日がやってきた。 昇の荷物もお母さんがきっちりまとめていた。 住み慣れた家の中は荷物が運び出されて、スゴく寂しさで溢れていた。 思い出も全部無くなってしまうようでかなしかった。 荷物を全部トラックに積み終える頃に尚人が見送りに来てくれた。 尚人「まさか昇が引っ越すなんて思わなかったよ。保育所からずっと一緒だったし、これからもずっと一緒だと思ってたよ。」 昇「僕もだよ。まだ夢なんじゃないかって思うよ。…引っ越しても僕たちは友達だよね?」 僕と尚人は互いに涙を流していた。
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