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酒を買い込み、誰が待つわけでもないアパートへ帰った。
アパートに入り床に座り込み、汗ばむ身体を気にする事無く一本目のビールに口を付けた。
グビッ…グビッ
「ぐぇっ!不味い…」
呑みなれていないためビールの苦味と炭酸がキツい。
でも、今日はやけ酒だ。
気にせずに呑み続ける。
そしてそのままドサッと床に寝転び天井を見上げた。
顔が熱い
酒のせいかな?
ツゥーと僕の目から涙が溢れ流れ出した。
涙を流すなんていついらいだろう。
あぁ、どうしてこうなるんだ?
いつから何をやっても上手くいかなくなっちゃったんだよ。
熱い涙が止まる事無く流れ続けた。
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