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昼食を食べ終えると再び龍さんの車に乗って走り始めた。
夏の始めというだけあって日差しがまぶしくて暑い。
昇「長野に行くの始めですよ。避暑地として有名ですけど、龍さんは良く行くんですか?」
龍「そうだなぁ、夏にまとまった休みがある時はな。涼しいし、景色は綺麗でホントに良いとこだぜ。」
龍さんの笑顔はまるで少年みたいだった。
まだ出会ってから数時間しか経っていないが、僕はもう龍さんの事を信頼しきっていた。
それに少し憧れてしまう。
僕はこんな風に笑うことが出来ない。
何処かに笑顔を置き忘れてきてしまったのかもしれない。
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