長野の風

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龍さんが車を停めたのは山梨県内の公園だった。 東京にいたときは公園など一度も行かなかった。 それに自然に触れる事さえ無くなっていた。 昇「う~ん気持ちいい~。懐かしいなぁ~この自然の香り。」 両手を広げ大きく息を吸った。 龍「だよなぁ~。東京じゃなかなか公園まで行かないからな。昇は旅行とかしないのか?」 昇「しませんね。車の免許も無いですし、一緒に行く人もいないので。」 彼女でもいたら旅行するかもしれないけど、一人で旅をするほどアクティブな人間ではない。
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