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「蓮!何があった!?」
「蓮?どうしたの!?」
俺は二人を見上げ…
「なんでもないっ!!」
と怒鳴った。
二人は俺が八つ当たりするように怒鳴ったことを責めるどころか、心配そうにまた聞いてきた。
「なんでもなかったら、蓮は怒鳴らないだろ?」
「そうだよ。蓮?何をそんなに怒ってるの?」
「昴先輩…聖さん…」
俺は少し落ち着き二人の名前を呼んだ。
「私が悪いんだ。」
あ…忘れてた(汗)
俺の下敷きになった金髪の男はそう二人に言うと、立ち上がった。
二人は今さっきまで視界に入ってなかった男を、見ながら聞いた。
「お前が悪い?どういうことだ?あぁ?」
あ、あれ?空気が…(汗)
「蓮に、何かしたの?」
聖さんもなんか、怖いよ?
あれだけキレていた俺だったけど、この空気を感じて今は冷静になりました。(汗)
男はそんな空気を感じていないのか、笑顔でさっきあったことを二人に話した。
「この子が、階段から落ちたから助けたんだよ。」
二人はそれを聞くと、さっきまでの空気が嘘のように消えていった。
「そうだったんだ。蓮?あれほど階段を駆け上ったらダメだって言ったよね?」
聖さん…目が笑ってないです(怯)
「またかよ。蓮も懲りねぇなぁ(笑)」
…昴先輩には言われたくない(怒)
それでも、二人に心配をかけたので俺は…
「ごめんなさい。」
と、謝った。
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