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「あはははっ!!蓮は面白いね。美弦も♪」
なっ!…ってかまたコイツのこと忘れてたっ!(汗)
「っ!だから、あんた誰なんだよ!?」
俺は男を睨み付けると吐き捨てるかように言った。
「れぇちゃん、爆睡してたから知らないかぁ~。」
「え?美弦知ってるの?」
俺のほしい答えを言ったのは、男ではなく、美弦だった。
「新しく転校してきた、天王寺カイル君だよ♪」
「転…校生?」
俺は美弦が言った言葉を繰り返して言うと男は…
「天王寺カイルです。よろしくね?蓮(笑)」
と笑顔で挨拶してきた。
俺は数秒間呆けていたが、美弦に肘で突っつかれた為、渋々だったが…
「榊原蓮…こちらこそ、よろしく。」
と挨拶をしたその時…
グゥ~☆
突然俺のお腹がなった。
は、恥ずかしいっ!!
俺は咄嗟に自分のお腹を抑え、二人を見た。
…二人は必死に笑いを噛み殺していた。
うぅ~っ!笑うなら笑えよっ!!
「れ、れぇちゃん。屋上に行ってお昼ご飯食べよ?」
「う、うん…(照)」
「あ、天王寺君も一緒にどう?」
えっ!?
俺は男…天王寺カイルを見た。天王寺カイルは俺と目が合うとニコッと笑い…
「いいかな?」
と俺に聞いてきた。
俺は断りかったが、美弦の目が怖かったので…頷いた。
「じゃぁ、早く行こっか♪サボりがてら(笑)」
美弦はそう言って弁当と小さな袋を持つと教室のドアを開け、俺達を置いてさっさと屋上に向かった。
「あ、待てよ!美弦っ!!」
俺と天王寺カイルは美弦を追い駆けた。
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