83人が本棚に入れています
本棚に追加
俺達はシートを広げ座った。
何処から持ってきた!?は言わないでね♪(笑)
「じゃぁ…声を揃えて…」
『いただきます!』
俺達は遠足に来た気分になり、声を揃えて言った。
たまにはイイでしょ?誰もいないし♪(笑)
俺は早速、美弦に貰ったイチゴ・オレを口にした。
ゴクッゴクッ!
「んっまぁいっ♪やっぱりイチゴ・オレに限るねっ!」
「蓮はイチゴ・オレが好きなの?(笑)」
カイルが笑みを浮かべながら俺に聞いてきた。
俺はその問いに答えようとしたが、先に美弦が答えていた。
「れぇちゃんはね、無類の苺好きなんだよ♪」
「そうなんだ。可愛いね♪」
ブッ!!
「あぁーっかかったぁ~!れぇちゃん汚いよっ!!」
「ご、ごめっ!美弦!!」
俺は素早く美弦に謝った。
そして、振り向いてカイルに言った。
「可愛いっていぅなっ!!」
俺は可愛いって言われるのが大嫌いなんだっ!(怒)
「ん。ごめんね?」
カイルはそう謝ると、お重箱を一つ俺に渡した。
俺はまだ納得してなかったがとりあえず、渡されたお重箱の中身を見た。
すると中には…
「…い、いちごだぁ~♪」
「わぁ、本当だ…良かったね。れぇちゃん♪」
「うんっ♪」
俺は美弦にそう言われると、満面な笑みを浮かべながら言った。
俺って立ち直りの早い奴…(汗)
それを見ていたカイルは…
「やっぱり可愛い♪」
と言っていたが、あえて聞かなかったことにした。
何故ならイチゴが俺の目の前…しかも色々な調理の仕方であったからだ♪(笑)
「食べていいの?」
俺はカイルを見上げると言った。
「もちろん。全部いいよ♪」
…俺はもう死んでもいいくらい幸せです♪(昇天)
「っ!ありがとう。カイル!!」
俺は笑顔でカイルにお礼を言った。
「どういたしまして♪」
カイルはニコッと笑い言うと、俺の頭を撫でた。
最初のコメントを投稿しよう!