お年頃な僕ら

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もともとキレイな女だとは思ってた。 大人しそうに見えて、いざ話してみるとバカ話で盛り上がれるような気安いやつで、そんな所が好きでもあった。 でもそれはあくまで友達として、持ってた好意。 恋愛感情なんてなかったんだ。 なんて厄介なんだろう。 好きで、好きで、好きで。 今までこんなに人を好きになったことって、多分ない。 でも、だからといって、上手くいくとは、限らないんだよなぁ。 どっか他の男と恋愛しちゃうんかもしれないんだよなぁ。 やるせねぇー……! いつか、俺は言う。 いや、言っちゃうんだろうな。 気持ちがきっと溢れちゃうだろうから。 溢れた気持ちは、もとに戻んない。 コップからこぼれた水が、もとに戻んないみたいに。 俺の気持ちがアイツを傷つけないと、いいな。 俺は恋をしている。    ------------------------END
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