夏の甲子園切符

3/11
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
監督:「清柳。お前はここで交代だ」 清柳:「…はい」 これは最初から決まっていた事なんだ。 清柳先輩が前の試合で左足を負傷した。 みんなは気付いて無かったけど、三池監督【みいけ】が気付いていて、今日は投げれるまで投げさせる予定だった 清柳先輩は8回終わりのベンチ内で足を引きずってて、監督と怪我の事で話してた。 部員:「ぎよぜんば~い!!」 清柳:「おい!泣くなよ!俺は大丈夫だよ」 部員:「グスン、本当に大丈夫ですか~?」 清柳:「あぁ!今から病院行って来るわ。監督が念のためって、てか2年にもなって泣くなよ~雪也~【せつや】」 雪也:「分かったよ~清先輩~」 清柳:「じゃあ俺は行ってくっから、 …みんな!俺の完全試合、ここで止めんなよ~」 部員全員:「はい!!清先輩!!」 清柳:「うし!良い返事だ!じゃあな!」 雪也:「ぎよぜんば~い!!」 部員:「ポン!」 雪也は頭を叩かれた。 雪也:「なんだよ~」 部員:「清先輩は大丈夫だ!後は俺らが頑張って清先輩を悲しませないようにするだけだ」 雪也:「グスン、うん分かったよ!でも峻ちゃん【しゅん】ベンチじゃん」 峻:「…それは禁句」 雪也:「で、でも峻ちゃん投手だからね清先輩がいたんじゃ…ね!」 峻:「清先輩が抜けても久留田先輩、立石先輩、etc…ボソボソ」 雪也:「…んっまぁ応援に集中②!!」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!