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デートスポット、ナンパスポットの埠頭で車を停めた。
波の音、ステレオ音楽。祐樹はかなり気にいった様子で口ずさむ…
私の中でぐるぐると疑問が沸き上がる…
「ゆ、祐ちゃん…」
「…祐樹!」
「祐樹、どうして、店に来たの?」
「会いたかったから!」
ふいっと、窓の外を見つめる祐樹。
「真美に会いたかったから!…突然行って、嫌がられるんじゃないかとか、無視されたら、どうしようか…悩んだ…」
祐樹は耳まで赤くして、告白してくれた。
「わ、私も…最後の日、行くかどうか…悩んだの!でも、迷惑かけそうで…」
うつむきながら喋っていると、いつの間にか、祐樹が覗き込んで…
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