始まり。

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『ピンポ~ン…』    ……う~?    再び、まどろみの中に身をゆだねるが、突然の呼び鈴の音に現実へと引き戻される。   『ピンポ~ン…』    ……。   『ピンポ~ン…』    うるさいなぁ。  誰だよ、こんな朝っぱらから……。   『ピンポ~ン…』    う~。  誰も出ないで何してんだ……。   純一「ふぁ~」    仕方なく、やっとの思いで布団の中から這い出て、大きく背伸びする。    眠い……。  今の季節って、いくら寝ても寝たりない気がする。   『ピンポ~ン…』    ハイハイ、今行きますって。   『ガチャ…』    部屋の扉を開け、寝ぼけ眼を擦りつつ階段を降りる。
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