ヨカッタノニ

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             白いバンは、ヘアピンをゆっくりと曲がる。              「死ぬ よ」              謎の少年の声は、はっきりと俺の耳に侵入する。              Mもその声が聞こえたのか、明らかに震えている。              「やばいんじゃないか…?なぁ、S…」              Oはすでに泣き顔だ。              「あ、あぁ!……K!車を止めろ!早く!」              車を飛ばすK。              スピードが明らかに速くなっている。             
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