安息の終嫣(おわり)

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何度目だろうか、私は窓から身を乗り出して下を覗く。 相変わらずの濃い灰色をした地面はまがまがしい程にその存在を主張していた。 私はここから飛び降りれば全てが終わるのではないかと淡い夢を持ちながらただじっと下を見つめる。
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