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「はい。」 「頑張れよ。」 「はい。」 響は、部活にはいっていないから、学校が終わるとすぐに帰ってしまう。 部活を休まないと捕まえれない。 でも、部活に出ないと全国に出るための力を付けないといけなかった。 テニスを始めたのもそういや響が寛刑していた。 ただの趣味でやっていたのに、いつの間にか俺はテニスにはまってしまっていた。 そして、いつの間にかプロのテニスプレイヤーを目指していた。 響が俺がウィンブルドンで試合をする姿を見たいって言っていた。 その頃の俺は、まだ響のことを好きなんて気付いていなかったろう。 テニスにはまってから毎日、プロを目指してがむしゃらにやっていた。 がむしゃらに追いかけて来て、時々あいつと会うことが出来なくなるときもあったな。 今も、プロになるためには部活をやすむわけにはいかなかった。 そして響に会えない日々を疎ましく思っている。 そして、素直になれない自分。 周りや状況を選んでしまうところも俺自信のことも嫌いだ。
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