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今日、最後の授業の終わりを告げるチャイムがなる。
「おわったー!!今日も一日授業が終わったー!!」
「さて、さっさと掃除して部活だ。」
「拓斗~。冬なのに今日も部活なの?」
「あぁ。室内コートでな。」
「そっかぁ~。」
「今日も、見に来るのか?」
「もちろん!」
「わかった。」
「拓斗くん!!」
「ん?何?」
「今日も、部活頑張ってね。」
「ありがとう。今日も君のために頑張るよ。」
「キャ~~ありがとう。じゃあね!!」
「うん。」
「相変わらずだね・・・拓斗。」
「まぁね。」
「拓斗って、女子には誰にでも優しいよね。」
「女の子は傷つきやすいから、大切にしないと。」
「・・・あっ、そ。」
「響。」
「ん?」
「・・・なんでもない。」
「・・・?」
天音響。
俺の幼なじみで小・中・高校までいっしょ。
部活は入ってないが、テニス部に顔を出しているうちに、マネージャーみたいなことになっている。
「拓斗。今日も打とうよ。」
「は?」
「いいでしょ?」
「・・・部長が許してくれたらな。」
「手加減してよ?」
「誰がおまえになんかするかよ。」
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